XML フィルターについて
LibreOffice は、ドキュメントを XML 形式で格納します。フィルターをカスタマイズすると、LibreOffice で使用されるネイティブな OpenDocument XML ファイル形式を、ほかの形式に変換できます。カスタマイズしたフィルターは LibreOffice にシームレスに統合できるため、これらの形式を透過的に保存したり読み込むことができます。

XML フィルターを作成する場合、XML および XSLT の概念について習熟している必要があります。これらの概念については、本ヘルプでは説明しません。
XML フィルターには、XSLT 言語で記述された スタイルシート が入っています。スタイルシートは、エクスポートフィルターおよびインポートフィルターを使用して、OpenDocument ファイル形式をほかの XML 形式に変換する方法を定義します。XML フィルターには次の 3 種類があります。
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インポートフィルター は、外部 XML ファイルを読み込み、そのファイル形式を OpenDocument XML ファイル形式に変換します。インポートフィルターをインストールすると、フィルターの名前が 「開く」ダイアログ のファイルの種類の一覧に追加されます。
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エクスポートフィルター は、OpenDocument XML ファイルを変換して、そのファイルを別の XML 形式で 保存 します。エクスポートフィルターをインストールすると、フィルターの名前が「エクスポート」ダイアログのファイル書式の一覧に追加されます。
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インポート/エクスポートフィルター は、OpenDocument XML ファイルを読み込んで、別の XML 形式 で保存します。これらのフィルターをインストールすると、フィルターの名前が「開く」ダイアログと「名前を付けて保存」ダイアログのファイルの種類の一覧に追加されます。